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編集:Clémentine Berry / 出版社:TOOLS MAGAZINE / 300mm × 210mm / 248ページ / ソフトカバー
工芸、デザイン、技術の視点から、これまで織物や折り紙などを取り上げてきたフランス発のデザインマガジン。今回のテーマは「cut」。樹木から梁を切り出す職人、牛の死体を無駄なく解体する肉屋、頭の中の想像や夢を木々を用いて形にする庭師などのインタビューから、人類の歴史としての森林伐採やそれに伴う動物の絶滅などの暴力的なイメージへのアプローチ、さらにはチェーンソー、ハンドドリル、レザーカッターなどの職人道具の豊富な図版まで。
「切る」だけではなく「決める」の意味をもつフランス語の動詞「trancher」。削ぎ落としたり、くり抜いたり、切り取ったり、彫刻したり、物を生産する基本的な方法である「切る」行為を、大きいフルカラーの図版とともに掘り下げて考察します