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編集:辻本達也 / 出版社:松谷書房 / A5判 / 96P / ソフトカバー
「アプリの"地理学"というタイトルですが、これはぼくが身の回りの多くのことを地理ととらえていることに由来しています。川があって水が飲めるから人はその周囲に集まる。(中略)アクセスのしやすさ/しにくさが、ときには意思以上に、人の行動を決めてしまうところがある。じゃあ手のひらのなかのアプリだとどうなんだろう?」
身の周りをフィールドワークするハンドブックシリーズ第2巻。
今号は、スマートフォンのアプリの配置のしかたについて編者が10人に訊いた対話をまとめました。整理をする人、しない人。
フォルダの配置やフォルダの名称まで自身の感情と向き合って整理する人、アプリの色ごとに整理する人、いらないアプリも取っておく人、すぐに消す人、対話の中で一度も開いていないアプリの存在に気付き、アプリの整理という行動の存在を知る人。対話はアプリの配置の話から、スマートフォンというメディアとの距離感へ、そしてスマホを超え、生活まで広がります。
そのほか、今号の占いコラムのテーマは「騒動師」。前回の「世間師」同様、テーマに沿った十二星座占い付き。鮎川奈央子によるマンガ、路上観察学者・林丈二による「絵巻物」の連載も。