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発行:サントリー / 70mm × 95mm / ハードカバー上製本36冊セット / 1967年発行 / 古書
戦後大流行したサントリーの看板商品「トリス」を扱う特約店「トリスバー」にて配布されたPR冊子『洋酒天国』。開高健らの発案により社内に同誌編集部が発足し、柳原良平や山口瞳らのもと、日本の企業文化のあり方をリードするような形で、雑誌メディアによってウイスキーのイメージを庶民に布教することに成功しました。その後、開高健らは嘱託会社というかたちでサン・アドを立ち上げ、サントリー関連の広告を手掛けます。こちらは、サン・アドが編集を手掛けた、豆本36冊という形式で頒布された洋酒百科事典。冒頭は、ウイスキーやワイン、ビールにカクテルなど酒にまつわる蘊蓄で構成、徐々に作家たちを起用し、昭和ならではの大人のユーモア(今なら起こられるであろう昭和感満載)満載の内容に。澁澤龍彦、植草甚一、伊丹十三に、秋山庄太郎による写真館まで入り交じる、豪華ぶり。古書ファン垂涎のノベルティシリーズを、全巻揃い(月報欠け)、専用ケースとセットで。
背表紙全体的に日焼け、経年によるシミ汚れ、造本上綴じが弱くなっております。内容を楽しむ分には問題ございません。状態込みの価格ですのでご確認くださいませ。