new







著者:宮田明日鹿 / 出版社:ELVIS PRESS / 150mm × 150mm / 320P / ソフトカバー
アーティスト 宮田明日鹿は、2016年に名古屋市は港まちで滞在制作を敢行しました。かつて手芸店が数多く立地し、特に女性たちの手芸・編み物文化が盛んであることを知り「港まち手芸部」を発足します。その活動の中で出会った、60代~90代の7人の作り手による、レース編みやセーター、小さな子どもたちのために拵えたワンピースやポーチなどなどを撮影、アーカイブした一冊。
作品としてではなく、身近な人のために無心で編み、縫製された手芸品の数々は、撮影され、並べられることで、生活史として、フォークアートとして、新たな輝きを放ちます。シンプルながら美しいブックデザインも秀逸。作り手のインタビューのほか、長島有里枝によるエッセイ、研究者 山崎明子の論考も収録。