new


著者:二村ヒトシ / 発行:温度 / B6判 / 103P / ソフトカバー
「まあ、恋というのはどうやって始まったのだとしても、始まってしまったものは仕方がないし、もちろん同性愛自認がない女性が女性に恋をしてしまっても、おたがいが「したい」ならセックスをしてみても一向にかまわないのです。」(本文より)
ユニークな演出や設定でその地位を確立しているAV監督、であり文筆家の二村ヒトシによる初のZINE。純愛とは?差別とは?そもそもノーマルなセックスって存在してる?『オアシス』『毛皮のヴィーナス』『海街diary』など国内外の映画を恋愛とセックスという視点で語るエッセイ集。
「フェミニズムという文脈を意識してきたわけではない」ながらに、帯のような文章を書けるのは旧来のジェンダー観から外れた作品を生み出してきた著者だからこそ。自分の欲望を見つめることは、社会を見つめることなのかも。
『35歳からの反抗期入門』の碇雪恵の自主制作レーベル「温度」より。本作のあとがきでは著者と碇雪恵の対談も収録。