
著者:豊田道倫 / 出版社:ケンエレブックス / 四六変型判 / 224P / ソフトカバー
「「小説」と銘打つと、どんなことでも許される怖さもある。ある事実を書いて、誰かを傷つけても、「小説だから」と言えば逃げられる。全部、嘘ですよと言ってるようなものだから。」(あとがきより)
25年住んだ東京から大阪に移り住みすぐに訪れたコロナ禍。人のいない大阪の街で書き始めたストーリーたち。シンガー・ソングライターの豊田道倫が書く20篇の短編小説集が入荷。死んだ女との思い出、いないはずの娘と過ごす時間、行きずりの出会いと喪失、欲と感傷。発行元のケンエレブックスが運営するウェブサイト「NeWORLD」に掲載された16篇に書き下ろし4篇を加えて書籍化。