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写真・テキスト:吉田 亮人 / 出版社:Three Books / 172mm × 249mm / 206P / ハードカバー
「夢じゃねえ、ほんとに大輝が帰ってきたとよ」
祖母と従兄弟の仲睦まじい日常を収めた写真が、ある出来事をきっかけに一変する。展示での発表から手製本の私家版を経て商業出版に至るまで、長い時間をかけ、幅広く話題を呼んだ吉田亮人の代表作『Absence of Two』の後日譚。
突然の失踪と自死により、最愛の孫を失った祖母が他界するまでの三年間を追いかけた一冊。カバーに使用された霧に包まれたような立ち姿に象徴されるように、生と死のあわいをゆく祖母の姿を、手書きのテキストと、練りに練った構成で展開。こちらも49部限定の手製本を経て、写真家自身のレーベルTHREE BOOKSより刊行。