



著者:奥村忍 / 出版社:青幻舎 / A5変型判 / 296P / ソフトカバー
「スタバもできた二〇二四年現在、まだコオロギを戦わせる男たちがいるのだ。その男たちとこのカゴを編む職人を想像して、どこか誇らしい気持ちになった。」(本文より)
国内外の手しごとを中心とした生活雑貨を扱う人気ウェブショップ「みんげいおくむら」の店主 奥村忍さんが、日本ではほとんど情報のない中国奥地の雲南省・貴州省に通い、現地の手仕事を追い求めた10年間の旅の記録を、在本彌生による鮮やかな写真とともに紹介した書籍『中国手仕事紀行』。2020年1月末に刊行したオリジナル版の内容に、新型コロナパンデミックによる中断を経て4年数ヶ月ぶりに再開した買い付けの旅について書いた新章を加えた、増補版が完成。2019年までの旅と、2024年の旅。デジタル化が進み、奥地であってもいやな観光地になってしまうなど目まぐるしく変わる中国で、手仕事に関わる人々や街は今も眩しい。
ありがたい「"僕なりの"中国旅のしおり」も2024年版にアップデートして掲載。