

著者:青木真兵・海青子 / 発行:エイチアンドエスカンパニー / 四六判変型 / 256ページ / ソフトカバー
「生死に意味を求めるのが「戦場」であるとすると、現代社会は資本主義の競争原理により慢性的な戦時下だといえる。そういう意味で、「社会の外に出る」とは戦場から武器を捨てて逃げ出すことなのかもしれない。まずは「武器を捨て、街を出よう」」(本文より)
奈良県吉野村で「人文系私設図書館」を運営する夫婦が綴る2023年の日記。5冊目の本書は、年始早々のコロナ罹患からはじまり、大学での集中講義、就労支援、体調不良、転機、当店への訪問記も。山村で活動する中での変化や、都市と村の原理といった社会に対する眼差しが過去最大のページ数となった最新版。オリジナル栞付き。