


著者:赤塚不二夫 / 出版社:ケンエレファント / A5判型 / 仮フランス装 / 320P+296P+336P / ソフトカバー
フジオ・プロの量産体制によって、ポップ・アートのごとく膨大な作品を大量に世に送り出した赤塚不二夫。
「バカボン」、「おそ松くん」などの有名作品のみならず、現在では入手困難なものを含め、一貫してアナーキーで破天荒な作品群から「おじさん」、「子ども」、「動物」をテーマに編んだアンソロジー三巻。
滝沢解を原作に迎え、リビドーとお下劣の限界に挑んだ『まんがNo.1』掲載の怪作「くそババア」や、赤塚ワールドの動物キャラを集合させて赤塚ユニバースを描くも、掲載しが四号で休刊してしまった『赤塚不二夫のアニマルランド』、かつて天才幼児だったバカボンパパがバカになる瞬間を描いた「わしの天才がバカになったのだ」まで、その悪ふざけのかぎりが凝縮された毒ガス三冊組。
巻頭のグラビアはじめ、造本、編集も隅々まで気の利いた愛蔵版。ぜひ3冊セットでどうぞ。