著者：岡本仁 / 出版社：暮しの手帖社 / A5判型 / 304P / ソフトカバー 十勝、伊勢、つくば、奄美から益子まで。編集者岡本仁が『暮しの手帖』誌上にて連載した紀行文と写真が一冊に。 2018年から2024年、つまりコロナ禍を真ん中に挟んだ6年間の旅を収めながらも、その間の社会情勢の変化や、パーソナルな浮き沈みを感じさせぬ一貫した視点で、ローカリティと時の積み重なりを感じる飲食店や風景、モノの数々を求め歩き、ある種のパラレルワールドのような世界が描かれています。 食やアート、建築や工藝に関する関心と知識に裏付けされた、ある種の編集行為としての街歩きは、都市論やツーリズムの視点で読んでも興味深いはず。もちろん、ストーリーのある街歩きガイドとしても。