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著者:伊藤ガビン / 出版社:ele-king books / 四六変型判 / 200P / ソフトカバー
「子どもの頃、毎日が発見に満ちていた感動を、この年にして再度味わっているんです。世界はこうなっていたのか!(ご年配の方々にとっては)」(「はじめに」より)
人気編集者であり京都精華大学の教員である伊藤ガビンによる、「老い」の観察記。老眼や遠くなる耳、体力の衰え、伸びる眉毛にブランコが怖い …加齢とともに訪れた心身の変化をユーモラスにレポートしつつも、「おじいちゃん扱い」を受けたことでクリアになった男性としての特権や、握力低下により気づく内包されたマチズモなど、「老い」によりシフトした社会的立場と考え方、「老い=悪い」という価値観が前提にある社会への疑問など、自己と社会に対する鋭い観察と深い洞察が詰まった一冊。
これから老いていくみなさんへ、新しい「老い」の入門書です。著者"未入荷"の老いについては書かれていませんので、悪しからず。