new

著者:平野紗季子 / 出版社:河出書房新社 / 四六判 / 296P / ソフトカバー
「ドーナツはおいしい、カロリーは最高、食べ過ぎを心配するほど人生は長くない。だってねあの村上春樹さんも言ってるんですよ。「ドーナツはなにかしら人を励まそうとする善意に満ちている」って。」(本文より)
フードエッセイスト平野紗季子によるポッドキャスト番組『味な副音声〜voice of food』が書籍化。
料理家、パティシエ、作家、歌手、俳優、芸人、「モス」の重役…あらゆる分野で活躍する「味なフレンズ」と平野さんがひたすら"食"にまつわるトークを展開。常温の水にチェーン店の味な話、『美味しんぼ』の話から持続可能性の視点から見た食の話まで、テーマは多様!
著者の食への愛と好奇心、豊かな知識には脱帽。そしてそれを表す語彙の多様さと語り口の軽やかさが心地いい。読後は空腹感と、多幸感に包まれるおいしい一冊です。