著者：itou / 写真：qp / 出版社：NEUTRAL COLORS / 147mm × 145mm / 410P / ソフトカバー 「毎月どこかの1週間店を休みにし、什器の位置を入れ替える。物の位置も変え、仕入れな品も一斉に並び、店の風景は完全につくり変わる」 京都は左京区の古物店「itou」。物を仕入れて売るだけの場ではなく、商品であるモノのコンポジジョンで、店舗という空間をどのように構成するかに挑み続ける試行錯誤の記録。毎月の変化を写真で記録、店主による空間に対しめぐらされた思索のテキスト共に掲載。同一の店というアイデンティティを保ちながらも、新陳代謝を繰り返しつつ、毎日地味に生まれ変わる、店は人体の構造とよく似ていることに気付かされます。一歩踏み込んでインテリアや空間構成について考える人に、多大なるヒントを与えてくれる一冊。印刷はNEUTRAL COLORSのアイデンティティ、リソグラフとオフセットカラーの組み合わせ。撮影は『喫茶店の水』の著者qpによるもの。