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文:野崎昭弘 / 絵:タイガー立石 / 発行:福音館書店 / 250mm×190mm / 本文40ページ+ふしぎ新聞4ページ / ソフトカバー / 古書
1985年姉妹誌「かがくのとも」の小学生版として創刊されて以来、現在に至るまでニッチなテーマを豊富な写真、イラストを交えたビジュアルをメインに易しく掘り下げる児童誌『たくさんのふしぎ』。魔女にプランクトン、美術館の裏側からブラックホール、鉛筆からアイヌ民族、和菓子にトリックアートまで、学校の授業では深く教わらないテーマをコンパクトに深掘りした内容は、大人が読んでも存分に楽しめる知の宝箱。
こちらは、数学者野崎昭弘とタイガー立石のコラボレーションで考える確率の話。お祭りのおみくじの効率を巡っての議論が、100円玉二枚を1000回以上放り投げて分母を大きくすることで正確性を追求する展開に・・。そんなことしないでも、こうすればわかるよ、という数学の基礎を、変なキャラクターたちが教えてくれる、オモロイ一冊です。特に目立ったダメージなし。