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制作・発行:CKINOCO / A6判 / 地図1枚 / ソフトカバー
広島県出身のアーティストとデザイナーのユニットが手掛けた、原爆投下後の被害状況と、現存する被爆遺産の地図。樹木、建物、橋などの被爆遺産を広く捉えること、また既存のパンフレットや地図には過去の地図が掲載されていないことをスタートにクラウドファンディングが実施されました。地図のほかに戦前の広島や原爆を投下するまでの様子、原爆による熱線、爆風、放射線の被害、死亡率や罹災率、黒い雨の影響なども収録。
終戦の日から制作を始め、真夏の炎天下の広島を歩き撮影するなかで、制作の行為が巡礼という行為に変わっていくようだと感じながら完成された一枚の地図。考古学とは異なる視点から作品を作るアーティストとデザイナーが発信する、今の時代だからこそ残したい貴重な紙の手帳です。