著者:スズキナオ / 出版社:太田出版 / 四六判変形 / 340P / ソフトカバー
「自分が新幹線の窓から見た店に来て、そして今、その店の窓から新幹線を見ている。時を超えて自分が自分を見ているようで、ニヤけてしまいそうな気持ちになった」(本文より)
当店でもお馴染み、大阪在住のライター、スズキナオの『深夜高速バスに100回ぐらいのってわかったこと』に続く旅エッセイ。
母親の他界をきっかけに15年間すき焼きを食べていない友人と、久々にすき焼きを囲む「「15年間すき焼きを食べていない」という友人とすき焼きを食べに行く」、夏の甲子園が好きな著者が友人から聞いた「甲子園が終わると軟式の高校野球が始まる」の一言をきっかけに初めて試合を観に行った「「軟式」の高校野球選手権大会を見てきた」、76年の歴史に幕を下ろした地下街をテーマに自費出版してきた著者の聞き書き「日本最古級の地下街「有楽名店街」の最後を見届けた人Towersさんに色々聞く」など。
チェーン店から地元のスナック、友人との付き合いのなかで、何気ない景色がふと特別になる瞬間を切り取った愉快な記録。